業務で利用することが増えてきたGoogle スプレッドシート。
似たような関数や書式の設定をしたいのですが、毎回忘れて調べることになるので使用例を含めメモとして残すことにしました。
Google スプレッドシートとは
Googleが提供している無料のスプレッドシートプログラムです。
アプリはMicrosoftExcelファイル形式と互換性があります。
1つのスプレッドシートを複数人で共有・編集も可能です。
※たまに同じセルを編集してると消されることもありますね・・・
変更は自動的に保存されるため、保存忘れ等でデータを失うこともありません。
Excel同様、関数や数式を利用することも可能です。
よく使う関数
セル指定時に「$」をつけているものがありますが、コピーや移動した際にも指定位置を変えないためにつけてます。
SUM(A1)を隣のセルにコピーするとSUM(B1)となりますが、SUM($A1)としておくと隣のセルにコピーしてもSUM($A1)のままコピーすることができます。
SUM関数
指定したセルやセルの範囲の合計値を取得
構文
SUM(合計するセルまたはセルの範囲)
使用例
Aさん、Bさん、Cさんの点数の合計を取得
SUMIF関数
条件を指定して、条件にあったものの合計を取得
構文
SUMIF(検索範囲,条件,合計したいセルの範囲)
使用例
Aさんの点数の合計を取得:B12からB16の範囲からAさんを検索し、C12からC16の数字で条件にあったものを合計
SUMIFS関数
複数の条件を指定して、条件にあったものの合計を取得
構文
SUMIFS(合計したいセルの範囲,条件の範囲,条件1,条件の範囲,条件2,・・・)
使用例
Aさんの完了分の数値を取得:B20からB24の範囲からB20の値(=Aさん)を検索し、C20からC24の範囲から完了を検索。D20からD24の数字から条件に合ったものを合計
COUNTIF関数
指定した範囲内に条件とした文字列が含まれる個数を取得
構文
COUNTIF(カウントしたいセルの範囲,条件)
使用例
例:=COUNTIF($F4:$F8,”×”)
COUNTIFS関数
複数の条件を指定して、条件にあったものの個数を取得
構文
COUNTIFS(カウントしたいセルの範囲 , 条件,条件の範囲,条件1,条件の範囲,条件2,・・・)
あいまい検索時は「*」利用可
セル参照時は「”*”&$J2&”*”」&でつなげる
チェックボックスのチェックが入った数を取得するには、条件を「TRUE」にすることで取得可能
使用例
Aさんの完了数を取得する場合
例:=COUNTIFS(G14:G17,”完了”,F14:F17,F14)
※チェックボックスのチェックが入った数を取得する場合
=COUNTIFS(E1:E70,TRUE,D1:D70,”条件1″)
COUNTA関数
指定した範囲にある文字列データの個数を取得
構文
COUNTA(カウントしたいセルの範囲)
使用例
=COUNTA(C5:C10)
ROUND/ROUNDDOWN/ROUNDUP関数
指定した桁数を四捨五入、切り捨て、切り上げする
構文
ROUNDUP(切り上げ対象の数字, 切り上げ対象の桁数)
使用例
※切り上げ対象の桁数:0=小数点第一位を切り上げ
例:ROUNDUP(761.2, 0) → 762 になる
困り事
スプレッドシートで集計してた際に計算が合わない問題が発生!
表示されている値と計算している値が異なっているようでした。
原因:表示桁数を変更していた
理由:本機能は表示している桁数を調整しているが、実際の数字は入力されているものだから
「解決策」
表示している値ではなく、実際の値を変更します。
こういう場合は、ROUND関数を使うことで解決できそうです。
ROUND関数:四捨五入
ROUNDDOWN関数:切り捨て
ROUNDUP関数:切り上げ
無事正しい数値になりました。
EOMONTH関数
計算のベースとなる日付から月末日を取得
構文
EOMONTH(計算のベースとなる日付,月)
※月:0はベースとなる日付の月末
1はベースとなる日付の1ヵ月後の月末
使用例
例:=EOMONTH(“2021/7/17”,0)
よく使う書式設定
条件付き書式
指定のセルが特定の文字列であれば行の色を変える
例:G列のセルに「済」と記入されていたら記入されていた行のB列からE列の色を変更
指定のセルに特定の文字列が含まれていたら行の色を変える
例:K列のセルに「済」と記入されていたら記入されていた行のB列からK列の色を変更
一カ月(30日)以内のセルの色を変える
例:=today()+30 以下
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